NBSに求められること、今後の目指す方向について

近年、インターネットやスマートフォンの普及、さらにCOVID-19の影響による非対面接点の増加、これからの営業現場での生成AIの有効活用など、企業の営業・マーケティング活動におけるデジタルの重要性が急速に高まっています。これに伴い、単に企業情報をリストとして提供するだけでなく、データに基づいた意思決定、すなわちデータドリブンマーケティングへの需要が拡大しています。企業は、データベースを活用して戦略策定、競合分析、新規事業機会の特定など、より高度な情報活用を目指すようになっています 。

この流れの中で、企業情報データをCRM（顧客関係管理）、SFA（営業支援システム）、MA（マーケティングオートメーション）といった既存の業務システムとシームレスにAPI連携させたいというニーズが顕著になっています 。

しかし、多くの企業では、データの陳腐化、表記の揺れ、情報の欠落といった「データの質」に関する課題が、効果的なデータ活用の障壁となっています 。

こうした背景から、企業情報データサービス市場は、単なるデータ提供から、営業・マーケティング領域のDX（デジタルトランスフォーメーション）を支援する統合的なデータインテリジェンスソリューションへと進化していきます。

情報の鮮度、正確性、そして既存システムとの連携容易性は、今後のサービス選択における重要な判断基準となり、データが単に存在するだけでなく、日々の業務プロセスの中で容易に活用でき、質の高い状態が維持されることが求められているのです。

NBSの主な事業内容は、企業データの開発・提供、企業データの名寄せ・クレンジングサービス、営業・デジタルマーケティング支援サービス、ISMS教育サービスなどです。

NBSの戦略的な狙いは、「営業・マーケティング現場ですぐに使用できる企業Webデータベース」を提供することにあります。これは、従来の信用調査主体のデータベースとは一線を画し、真に営業DXを推進するための企業データを開発し、普及することにあります。